1988-02-27 第112回国会 衆議院 予算委員会 第14号
日本の繊維の産地は、綿を中心の静岡、毛を中心の愛知、いわゆる東海地方、それから、長繊維、合化繊を中心とする北陸三県というように主な産地がありますが、天然繊維志向という中で綿、毛はやや伸びてはいるのですが、合化繊、長繊維は韓国と台湾の追い上げの中で非常に困難な状況にあります。
日本の繊維の産地は、綿を中心の静岡、毛を中心の愛知、いわゆる東海地方、それから、長繊維、合化繊を中心とする北陸三県というように主な産地がありますが、天然繊維志向という中で綿、毛はやや伸びてはいるのですが、合化繊、長繊維は韓国と台湾の追い上げの中で非常に困難な状況にあります。
北陸の合繊産地、非常に輸出依存度が高いわけでございますけれども、非常に大きな市場でございます米国市場におきまして、天然繊維あるいは短繊維志向というような需要動向の変化が起きておりました。加えて、石油価格の低迷等が影響いたしまして、中近東市場が非常に不振の状態に陥ったというようなことも影響いたしまして、輸出環境が非常に悪化しているわけでございます。
まずビスコース短繊維製造業でこざいますが、これにつきましては、五十八年八月の構造改善基本計画の作成時以後綿花が不作になりまして、たまたま衣料素材に関して天然繊維志向の傾向が強まり、綿花に対する需要がふえながら綿花が不作であるということで、その代替材としてのビスコース短繊維に対する需要が増大いたしまして、一時的に設備過剰の状況が緩和したということがございまして、やや設備処理がおくれておりますが、この半年
あるいは、国内にあっては天然繊維志向型が流行であり、天然繊維関係の衣料のブームを呼んでおる、こういった時期でございました。ところが、実際に福井県あるいは石川県における生産現場では未曾有の生産量を誇っていたわけであります。まさに消費よりも生産の方が二歩も三歩も急ぎ足で走っていた。こちらは確実にそういったものがとまってくるということははっきりしておるのに、生産段階ではどんどん走っていた。
○国務大臣(江崎真澄君) 必ずしも減量経営だけではないと思いますが、これはもう時間をとりますので申し上げませんが、たとえば綿紡績は、さっき局長も答えておりましたように、昨年の夏非常に暑かったこととか、したがって天然繊維志向型になったとか、化繊の場合は円高差益があったとか、いろいろございますね。